こどもの荒れ~落ち着きを取り戻すプロセス

子どもは依存と反抗を繰り返しながら育つもの

子どもはいろんな成長の節目に「荒れる」ことがあります。それは時に親や先生を大いに悩ませます。

私も受け持ったクラスの子どもが急に荒れ始めて滅茶苦茶悩んだ経験があります。

ほんとに悩みました。まるで出口のないトンネルに入ったようでした。

しかもその子の場合は、家庭で一切荒れた行動は見られなかったので、保護者の方からは一時疑いや不信の目で見られていました。

本当にしんどかったですが、一番しんどいのはその子自身なんだと思い、状況改善のために努めていきました。

困った時こそ基本に戻ろうと思い、保育を見つめ直しました。

どんな子どもの行動にも、必ず理由などの因果関係がある。それが保育の基本です。

その子の様子や取り巻く環境・友達関係など細かく観察し、記録を取っていきました。

その時用いたのはある記録方法でした。

これによって、彼の因果関係に見落としていた部分があったのに気づきました。

課題が明確になった瞬間でした。あの瞬間は、まるで頭に電気が走ったかのようでした。

子どもの因果関係にはいろいろな要因があるので「これだけ!」というものではありません。しかし、あの頃の若い私にはそれでも十分で、彼への理解がさらに深まった瞬間でした。

その後、根気強くその子や保護者の方へいろんなアプローチをして、徐々に落ち着きを取り戻していきました。まるで分厚い氷が徐々に溶けるように。

彼は、今ではずいぶん大きくなっていると思います。今頃いきいきと日常を過ごしているのではないでしょうか?

あの頃用いた記録方法は、その後何度も子ども理解の手助けになってくれました。とても簡単で、育児にも役立つものです。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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