こどもの睡眠時間①~未だ謎が多い睡眠の話~
皆さんこんにちは。小学校ではもうすぐ夏休みが終わりますね。
こども園や保育園では夏休み(希望保育等)は短く、ほぼ通常通りなことが多いのでさほど気になりませんが、小学生にとっては期待と憂鬱が入り混じる数週間になりました。
「もうすぐ仲良しの友だちに会える!」と思えるとウキウキしますが、そう思えない子も一定数いるかと思います。悲しい話ですが、子ども家庭庁のデータでも、小中高生の自殺や不登校が最も増えるタイミングがこの時期です。では、何故この時期にそのような問題が増えるのでしょうか?
私はその原因の一つに生活リズムが関わっていると思っています。特に睡眠時間です。
睡眠時間は心と体の成長には欠かすことのできないものです。特に成長期にある子どもたちにとっては重要です。
人間の体とその行動はすべて生体反応によって無意識にコントロールされています。そのコントロールに関わるのがホルモンです。睡眠はそのホルモン分泌に深くかかわっていると考えられています。
夏休みは、学校がお休みのため生活リズムが乱れがちです。特に睡眠時間は多くのご家庭で通常とは変わると思います。そうすると子どもの体と心の働きも変わってくるのは当然といえます。
昔から夏休みは「夜更かしを避けて生活リズムを整えましょう。」と言われます。まさにその通りなのです。
「なんだ、そんなことか。あたりまえでしょ。」と思われた方にお聞きします。お子さんは休み中に規則正しい睡眠をとっていますか?
「えっと...どうかな...。」と不安になった方が多いと思います。
実は「ちゃんとする。をちゃんとやる。」はとても難しいのです。誰でもできる基本をずっとやり続けるのは、ひとつの才能とも言えます。
長文になるので、規則正しい睡眠をつくる方法と子どもの睡眠の謎については次回以降の投稿で分けてお伝えします。
お楽しみに!