大人の自信のつけ方と子どもの自信のつけ方
最近、自分に自信の無いこどもが増えていると言われています。また、日本人は国民気質として謙虚や謙遜が美徳とされることがあるため、世界で見てもワースト何位ぐらいに子どもに自信の無い国だと言われています。
でも、思うのです。「自信の無い大人(親)も増えてない?」と。
今回はそんな「自信」について書いてみようと思いました。
私の専門分野でいくと「子どもの自信のつけ方」ですが、ここはあえて、「大人の自信のつけ方」から書いていきます。
自信に溢れる大人に囲まれた子どもは生き生きとしているように思えたからです。
では大人の自信のつけ方ですが、それにはまず我々の思考や意識・行動を深堀する必要があります。
我々の思考判断・行動は、日常で「有意識」と「無意識」のどちらが多いと思いますか?
実は研究結果では8割以上が「無意識」なのです。
「え?私は常に考えながら行動してるけど?」と思われる方もいたかとは思いますが、よく考えてほしいのです。
例えば、ふらっと本屋に立ち寄った時やコーヒーを注文した時、着る服を選んだ時、靴を履く順番等、すべて具体的に理論立てて考えて判断しているでしょうか?
おそらく、考えていないと思います。ふとした思い付きや、何となくや、いい感じだからや、全くの無意識のうちにだと思います。
実は人間の行動のほとんどが「無意識」のうちに行われているのです。これはある意味理にかなっています。
脳はものすごくエネルギーを使う臓器の一つです。もちろん思考をしている時はフル回転しています。一日中フル回転していると、とてもじゃないけどエネルギーが足りないですし、身体が持たないのです。
なので、かなり効率的に脳を機能させているのです。我々の脳はどんなスーパーPCよりも優れた効率化と柔軟性を備えているのです。
そして人間の「無意識」が構築されるのが主に0~16歳だと言われており、その基盤はやはり幼少期(0~7歳)の愛着経験や原体験が密接に関わってきます。そこが大人の思考の無意識の部分の基盤となってきます。そして、それが無意識に「やってみよう」「やってみたい」「大丈夫」等の自信をつけるときの核となります。
「じゃあ、子ども時代に帰らないと無理じゃない?そもそも不可能でしょ。」と思われる方、そんなことはありません!
我々の脳は超スーパーPCよりも優れているのです。時間と努力は必要ですが可能なのです!
実は無意識が構築される0~16歳と大人(18歳以上)では年齢以外で圧倒的に違うことがあります。何でしょうか?
それは環境の選択権です。
要するに0~16歳はまだ子どもで、周りの環境(家庭・親・保育園・学校...等)に選択権はあまりなく保護者や監督者がどれだけその子にとって最善の環境を提供できるかが大きくなってきます。
それに比べ、大人は自身で環境を選択することができ、また自分で環境を変えていく事ができます。つまり、自分で自信がつけられる環境を作り、自信がつく行動していく事事が、無意識部分に前向きな自信をつけるアプローチになっていきます。
ただし、大人社会は常に評価が付きまとう社会です。他からの評価を受けます。また我々はそのように教育されています。
なので、自分で自分を評価していく事に集中するのです。
簡単に言うと、「自分で設けた自分への約束を守っていく」ことになります。
高い約束や目標は必要ありません。
とても簡単で、継続してできるものを確実に毎日続けていく事です
現状の習慣や状態から少し違うことをしてみるのです。
例えば、「一日10分読書をする。」「週に2日はストレッチをする」「週に1日は違う経路で通勤する」等、なんでもいいのです。
ポイントは継続です!
そして定期的に振り返り、「ここまで継続できた私って偉いね!」自分をほめるのです!
その積み重ねが無意識の自信の核となっていきます。
ぜひ挑戦してみて下さいね!
次回は子どもの自信のつけ方です。お楽しみに!