新年の挨拶と子どもの自信のつけ方
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新年最初の投稿は、前回に引き続き「大人の自信のつけ方と子どもの自信のつけ方」です。今回は子どもの自信のつけ方ですね。
前回から1か月以上間隔が空いてしまったので、少しおさらいです。
まず、大人の自信のつけ方と子どもの自信のつけ方で共通する重要なことが2つあります。
①「無意識」の領域へのアプローチ
②自分で設けた小さな約束(自分への)を守る です。
そして、大人と子どもで大きな違いは、環境の選択権です。
それらをふまえて、子どもの自信のつけ方について話していきます。
子どもは、大人に比べ圧倒的に経験がまだ足りていません。そのため、今後様々な事を経験し、自信の無意識の領域を育んでいく段階にあります。
裏を返せば、大人と比べ無意識が固まっておらずとてもフレッシュな状態です。
今後の環境や経験次第で無意識の自信はいくらでもつけられる状態なのです。そこで、大事にしていただきたい教訓を紹介します。
戦時中に日本海軍の司令官を務めた山本五十六(やまもといそろく)という方の教訓です。教育業界のみならず、会社の人材育成や組織マネジメントにもよく引用される言葉です。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
はい、もう難しい説明は不要ですね。この通り子育てすればいいだけですね。(笑)
何年たっても色あせない、言葉では言い表せない説得感を感じます。
教育や子どものことに詳しくない人でも何となく納得できると思います。
私の幼児教育界でも「まさにその通り」です。ただし、2つ補足させて下さい。
まず、1つ目は「とにかく初めからやらせろ。」というわけではないということです。
子どもは圧倒的に経験値が足りませんし、認識力や思考力もまだ追いついていません。放任ではなく、「言って聞かせて」が必ず必要です。
ただ、言い過ぎはよくありません。考える余白のようなものは投げかけてあげる必要があります。また、「…というわけだ。いいな、間違えるなよ。」といったやる前から評価基準を設けたり、失敗を認めないような言葉がけはいけません。
そして、2つ目はやっている間は「姿を感謝で見守って」=「姿を温かく見守って」であり、余計な口出しはせずに見守る姿勢を貫くということです。ここでも放任ではなく、「見守る」ということです。
この2つが教訓の裏に隠されている大切なことです。
大人が子どもと関わる際には、この山本五十六さんの教訓を体現していくしかありません。そのうえで、子どもが自分で見つけた目標=「自分で設けた小さな約束(自分への)」を教訓を頭において温かく見守っていけばよいのです。
子どもたちは環境の選択権が少ないことが多いので、子どもが見つけた目標や選択、好きなことができる環境を大人が整えてあげるのが大切です。
結局は大人の心や思考次第というわけです。
なので、大人が自分や今の状況に充実感を感じ、無意識に自信を持っていることがとても大切なのです。
でなければ、山本五十六さんの教訓は体現できません。
大人の自信って大事ですね!
なので、前回投稿した「大人の自信のつけ方」を先に紹介する必要があったのです。
我々大人(保護者)が自信をもって毎日を過ごせられるようになると良いですね。
一人でもできなくはないですが、しっかりとコーチングを受けることでより良い結果に向かっていけます。
気になった方は是非ご連絡下さい!責任をもって伴走させていただきます!